クリスマスローズ

クリスマスローズ

クリスマスローズといえば、欧米ではヘレボルス・ニゲルを限定しますが、日本ではヘレボルス属の種、交配種全体を指します。

クリスマスローズ

クリスマスローズの原種は、バルカン半島を中心とした地中海沿岸からヨーロッパに多く分布します。
茎に葉がつく有茎種、根茎から葉柄と花柄が発生する無茎種に大別されます。
日本の気候ではクリスマスの時期に咲くことはなく、1〜3月頃に開花します。
クリスマスローズの花弁に見えるのは、実はガクで、花弁本体は退化して目立ちません。ガクなので結実期になっても散らず、長く咲いているように見えることもあって、冬期の寂しい庭を彩る植物として重宝します。 咲き始めのガクは品種本来の色ですが、経過とともに緑または赤みを帯びてきます。
流通している園芸種の多くは無茎種のヘレボルス・オリエンタリスを中心とした交雑種です。
ガクの重なりによりシングル、セミダブル、ダブル、形状から丸弁、剣弁などで区別するほか、斑点模様(スポット)や輪紋(ブロッチ)など花色や模様でも区別しています。 実生で殖やせられるため、交雑が盛んで好みの花同士を交配させる栽培も人気です。

クリスマスローズ

クリスマスローズ

クリスマスローズ
キンポウゲ科ヘレボルス属
別名:ヘレボルス
学名:Helleborus
草丈:約20〜100センチ

クリスマスローズの育て方

クリスマスローズの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。

クリスマスローズの植え付け

クリスマスローズの植え付けには、冬に日当たりがよく、水はけのよい場所が適しています。 植え付けの適期は、10月〜11月中旬と1月〜3月です。
一部の品種は、葉が枯れて休眠しますが、多くは常緑のまま夏季に半休眠します。 原種は冷涼でやや乾燥した土壌に生育するため高温多湿が苦手です。夏場は強い日差しと高温を避けられ、秋から冬には日当たりを確保できる落葉樹の下が生育に適しています。
クリスマスローズは根の量が多く、鉢植えでは根詰まりしやすいので2年ほどで植え替えがおすすめです。

クリスマスローズの剪定

クリスマスローズは4月頃になると種をつけ始めます。種をつけても生育には影響がないようなので、鑑賞性がなくなってきたと判断したら花がらを摘み取ります。
有茎種の場合は、開花が完全に終わってから花茎を根元から切り取ります。
霜が降りてくる時期になると、前年の葉が古く痛んでくるので株元に日光が良く当たるように適宜切ります。

クリスマスローズの病害虫

クリスマスローズは高温多湿に弱く、灰色かび病や軟腐病に感染しやすい傾向があります。
水はけの良い場所に高めに植えて株元が乾きやすい場所となるように注意しましょう。
また、クリスマスローズの葉などに黒いシミが発現し、やがて枯死するブラックデスと呼ばれる病気があります。 アブラムシが媒介してウイルスを拡散するので注意します。

クリスマスローズのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、クリスマスローズ購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

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庭のクリスマスローズ

クリスマスローズは、葉が常緑で、冬から早春に花を咲かせるのでガーデニングで重宝する植物です。 花色も白、ピンク、赤、アプリコットなどバラエティ豊か。 落葉樹の下に植え付ければ、季節のサイクルに合わせた素敵な庭を演出できます。