リクニス

リクニス

リクニスはナデシコ科の宿根草です。やや草丈があり、風にそよぐ様子が野趣溢れるので、草丈の低い草花と組み合わせたり、花壇に後方に配置したりと、ガーデニングで立体感や動きを出すのによい材料であることから人気の植物です。

リクニス

和名のセンノウは、中国から室町時代に京都嵯峨の仙翁寺に伝わったとされることに由来しますが、今では見ることができない幻の花となっています。
5〜7月にかけて花びらの先が裂けた5弁花を咲かせます。
多く流通しているのは、南ヨーロッパ原産のスイセンノウです。草丈は、60〜100cmとやや大型で、茎や葉の全体が白い綿毛で覆われていることからフランネルソウとも呼ばれます。
その他にアメリカセンノウやマツモトセンノウ、フシグロセンノウなどがあります。
アメリカセンノウは、草丈60〜80cmほど。オレンジや赤の小花が10数輪まとまってボール状に開花します。ロシア原産の比較的短命な品種です。
長野県松本に自生するマツモトセンノウは、やや小柄で30〜60cmくらいの草丈。多くの園芸品種があり、花色も赤、白、オレンジ、ピンクと豊富です。
リクニスは、冬の低温にあたって花芽を形成するので、室内での生育には向いていません。
華奢な草姿に反して、適地に植え付ければ手が掛からない丈夫な宿根草ですが、短命でいつの間にか消えてしまうことがあるため、リクニスは挿し芽や実生で更新します。 葉や茎にある白い綿毛が柔らかな肌触りなのでフランネルソウとも呼ばれます。

リクニス

リクニス

リクニスとは・・・
ナデシコ科センノウ属
別名:センノウ、フランネルソウ
学名:Lychnis
宿根草/草丈:30〜100センチ

リクニスの育て方

リクニスの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。

リクニスの植え付け

リクニスは砂礫質の水はけの良い場所を好みます。
植え付けの適期は3月および10月です。
蒸れと過湿に弱いので、やや乾かし気味に育てます。
フシグロセンノウやマツモトセンノウは半日陰を好みますが、多くの品種は日当たりのよい場所が適地です。
リクニスは、株分けや挿し木で殖やすことができます。短命な反面、こぼれダネでも殖えるのでタネ蒔きで更新することが可能です。タネ蒔きの適期は、3〜4月と9月頃です。

リクニスの剪定

リクニスは挿し芽や実生で株を更新します。
草丈が高いと倒れやすいので誘引するほか、5月頃にて摘心しておくと草丈を低く抑えられ枝数も増えます。
花が終わったら、冬芽の発生を促すために花茎を切り詰めておきます。 リクニスは冬の間休眠します。品種により常緑・落葉に分かれます。

リクニスの病害虫

リクニスはアブラムシ、ハダニに注意します。株が蒸れないように管理するのがポイントです。

リクニスのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、リクニス購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

千草園芸 リクニス仙翁花 八重咲き松本センノウ
ハッピーガーデン 花びらに深い切れ込みが入るのが特徴 花色はホワイト♪
石田精華園 白花カッコウセンノウ(リクニス・フロスククリ ホワイトロビン
おぎはら植物園 宿根草 リクニス ‘ホワイトロビン’
ここなぎ ◆リクニス コロナリア ローズ フランネルソウ 9センチポット
産直花だん屋 【リクニス属】リクニスコロナリア
四国ガーデン楽天市場支店 【宿根草】リクニス・コロナリア「アトロサンギネア」
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庭のリクニス

近所の園芸店で売られていたリクニスのポット苗を購入。詳細な品種は不明ですが、おそらくスイセンノウで白花です。
最初に購入した株は消えてしまいましたが、採取したタネで更新しました。今ではこぼれダネで増えつつあります。