ヤブランとは・・・
スズラン科ヤブラン属
学名:Liriope muscari
別名:リリオペ、サマームスカリ
常緑多年草/草丈:約40センチ
ヤブランは日本原産の常緑多年草ですが、アメリカで非常に人気のある植物です。
耐暑性・耐寒性があり、日陰でも良く育ちます。草姿も良くまとまり、美しいグラウンドカバーです。
夏から秋にかけて紫色の小さな清楚な花を穂状に咲かせます。ヤブランには、サマームスカリという別名があります。秋から冬に黒紫色に結実します。
葉は細長く、先がやや丸まっています。本来の葉色は深緑色ですが、園芸品種に葉に斑が入る「フイリヤブラン」があります。
株元から葉が立ち上がりますが、長さがあるため噴水上に先端が垂れ下がります。
「藪蘭」と書くように、耐陰性が強く樹木の陰になるような場所でも生育します。古くから庭園の下草として利用されてきました。
ヤブランは、自然の代謝で下の葉が枯れてきます。見苦しくなってきたら、ハサミで切って取り除きます。
ヤブランは春と秋に株分けで殖やすことが可能です。
3月下旬頃に新芽が立ち上がってくるので、この時期に古い葉をバッサリ切って更新することも可能です。
庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。
現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、ヤブラン購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。
実家から株分けで貰ってきました。フイリヤブランで門扉脇とミツバツツジの株元に植付けています。
盛夏が過ぎ、夜間の気温が下がってきた頃に花を咲かせ、秋の到来を感じさせます。
冬季は霜にやられて葉が痛むことがありますが、春先に新芽と容易に代謝します。特に、新芽と入れ替わった時期は光沢が美しく、また草姿が良いのでおススメのグラウンドカバーです。
ヤブランは、ムスカリに似た紫色の清楚なかわいらしい花を穂状に咲かせます。