ギンバイカとは・・・
フトモモ科ギンバイカ属
学名:Myrtus communis
別名:イワイノキ、マートル、ミルトス、ギンコウバイ
常緑樹
低木(樹高:2〜3 m)
ギンバイカは地中海沿岸を原産とするフトモモ科の常緑低木です。
初夏に梅の花のような白い5弁の花をつけます。おしべが長く目立つのが特長です。
ハイノキにも似ています。
純潔を象徴するような可憐な白色花は古くから愛され、古代ギリシャでは女神に捧げられる花として、また結婚式の髪飾りなどにも使われたといわれています。イワイノキ(祝いの木)という別名もあります。
葉はユーカリに似た強い芳香があり、「マートル」と呼ばれハーブに利用されています。また、花後の熟果は生食できます。
英名のミルトス(myrtus)はドイツ語でミルテ(myrte)、シューマンの歌曲集に「ミルテの花」があります。
枝葉の細かいヒメギンバイカ(姫銀梅花)や葉に白い斑入りのバリエガタなどの品種が流通しています。
ギンバイカは、日当たり、水はけの良い場所を好みます。
11月から入梅までが植え付けの適期です。肥沃な土壌を好むので、植え付けの際は堆肥や腐葉土を多く鋤き込みます。
耐寒性はやや弱めで、露地植えの場合は関東以南の暖地が適しています。寒風が苦手なので、北側を避けたほうが無難です。
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