ヤマコウバシ

ヤマコウバシという名前の由来は、枝などに芳香があることから。クロモジ属の小高木でシンボルツリーにも人気です。

• ヤマコウバシとは
• ヤマコウバシの育て方
• ヤマコウバシのネット通販
• 庭のヤマコウバシ

ヤマコウバシ

ヤマコウバシは、クロモジ属の小高木です。
クロモジは高級爪楊枝にも使われ、香りの良い樹木。ヤマコウバシという名前も、枝を折るとよい香りがすることに由来するとされます。 同じクロモジ属に、アブラチャンやダンコウバイがあります。 紅葉の後も落葉せずに枯れた葉を枝につけているので、冬の山ではすぐにヤマコウバシと分かります。 4～5月に黄淡色の小さな花を散形状に咲かせます。結実した7 mm程の実は秋に黒く熟します。

ヤマコウバシ

クスノキ科クロモジ属
学名：Lindera glauca
別名：モチギ、モチシバ、ヤマコショウ
落葉樹（紅葉）／小高木（樹高：2〜5 m）

ヤマコウバシの育て方

ヤマコウバシの育て方（植え付け、剪定、病害虫）を紹介します。

ヤマコウバシの植え付け

ヤマコウバシの植え付けには、日当たりと水はけの良い場所が適しています。 ただ元々の樹高がさほど高くないので、半日陰で自生していることが多く、日向～半日陰くらいの環境のほうが良いようです。 あまり土壌は選びません。生命力があり、芽吹きやすい育てやすい品種です。 ヤマコウバシは落葉樹なので植え付けの適期は11月～2月ですが、きちんと根巻きされていれば通年で可能です。

ヤマコウバシの剪定

ヤマコウバシは、自然樹形の美しさを大切にしたいので強い剪定は出来るだけ避けます。 ただ、萌芽力もあるので、古枝を切り戻して新しく芽吹かせることも出来ます。

ヤマコウバシの病害虫

病害虫などはあまり報告されていません。ヤマコウバシは初心者にも育てやすい樹木のようです。。

ヤマコウバシのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、ヤマコウバシ購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

ヤマコウバシの庭

枯れても春まで落葉しない（「落ちない」）ことから、合格祈願のお守りとして「ヤマコウバシ」の葉っぱが人気になっています。 広島市佐伯区の市植物公園では、透明なポリエステルのフィルムで葉を挟み込んだ栞とカードを販売しています。