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唐辛子スプレーでアブラムシ駆除

唐辛子スプレー

唐辛子スプレーとは、焼酎やウォッカといったアルコール度数の高いお酒に唐辛子を1ヶ月以上漬け込み、熟成させた原液を希釈してスプレー散布します。
バラ科などの植物を好むアブラムシの駆除・防除に効果があるとされてます。 ウイルス病を媒介したり、すす病の原因となるため、アブラムシの駆除はガーデニングや家庭菜園にとって最大の課題と言えます。 唐辛子スプレーは化学薬品を使用しないので、自然農法を心がける人におススメです。唐辛子スプレーは殺虫剤ではありません。化学薬品ほどの劇的な効果は得られませんが、農薬のように土壌に残留したり、生態系を壊すことがありません。あくまで環境への負担が少ない害虫駆除方法のひとつです。あらかじめ理解した上で、使用しましょう。

管理人も以前はベニカスプレーなどの殺虫殺菌剤を使用していました。 でも、ひきちガーデンサービスの 「虫といっしょに庭づくり」 を読んでから、なるべく環境に負荷をかけないガーデニングを心がけ、唐辛子スプレーを作るようになりました。

アブラムシ駆除に効果的 唐辛子スプレーの作り方

管理人が実践している、唐辛子スプレーの作り方を紹介します。

唐辛子スプレー 材料

以下、唐辛子スプレーの材料を用意します。
管理人は春仕込みは前年に採取した乾燥唐辛子を、秋には摘みたての唐辛子を使用しています。 ニンニクとローズマリーは無くても構いません。管理人も何となく気分で入れています。 1.焼酎やウォッカなどアルコール度数の高い酒 250 mL程
2.唐辛子(生でも乾燥でも可) 15本くらい
3.ニンニク 1~2片
4.ローズマリー 10 cmくらい

唐辛子スプレー 作り方

蓋付きのビンに材料を入れて冷暗所に1ヶ月以上保管します。

作り方は、ただそれだけ。

長期間熟成させたほうが唐辛子やニンニクなどの成分がアルコールによく溶け出します。

唐辛子スプレー 使い方

管理人は半年くらい寝かせたものを唐辛子スプレーに使っています。 アブラムシは年2回(だいたい3~4月と9~10月)にかけて大発生するので、秋に仕込んだ唐辛子液を3月に、春に仕込んだものを9月に使用しています。
アブラムシは孵化後1週間ほどで次世代の卵を産むので、週に1回程度の間隔でバラ科の植物を中心にスプレー散布すると駆除に効果的です。
抽出された唐辛子スプレーの原液は、非常に濃度が高いので、使う場合は40倍程度に希釈します。原液5 mLに対し、水200 mLくらいの割合です。
唐辛子スプレーを使う場合は、霧状の液体が自分にかかることがありますので、なるべく眼鏡かゴーグル、それにマスクをしましょう。