中低木
中低木とは
中低木とは、厳密な定義ではありませんが、庭木のうち概ね樹高1〜3 mほどに成長する樹木を指します。
高木との配置を考えて植栽することで、庭に奥行きを感じさせることが出来ます。
手前に背の高い樹木を、奥に向かって背の低い樹木を植えると遠近感が強調され、実測よりも庭を広く感じさせます。
また、高木の添え木として安定感を持たせたり、落葉樹と常緑樹、高木と中低木といったようにバランス良く組み合わせることで落ち着いた雰囲気の庭を演出できます。
常緑樹で人気の中低木
常緑樹の中低木は、落葉高木の根締めとしてよく使われます。
1年を通して葉をつけているので、同じ常緑樹の高木と組み合わせてしまうと変化の乏しい庭になってしまいます。
落葉高木と併せることで冬季に緑が残り、庭が寂しくなりません。
マサキなど斑入りの園芸品種も多いので、組み合わせ方も豊富です。

アセビ
「馬酔木」とも書き、有毒成分があるので食べることはできません。
最近では、ピンクや赤い花の品種もあり、和風洋風な庭を問わずに人気です。
早春に釣鐘状の花を鈴生りに咲かせます。
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レモン
ビタミンCが豊富で、酸味が強いレモン。
市場に流通するレモン果実の90%以上は外国産です。
ジュースやレモンピールの材料に、農薬に頼らないレモンが収穫できるのはとても魅力的です。
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落葉樹で人気の中低木
落葉樹の中低木を、常緑の高木と併せて配置すると季節の変化が感じられる効果があります。シモツケやカシワバアジサイなど個性的な花を付けるものも多く、庭づくりには欠かせない存在です。
落葉期には株元に日が差し込むので、球根などを埋め込んでおいても楽しめますよ。

カシワバアジサイ
柏のような葉っぱが特徴的なアジサイ。ピラミッド状の花姿がとても印象的で最近人気の落葉低木です。
葉はバーガンディに紅葉するので、晩秋の庭に彩りを添えてくれます。
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