剪定バサミ

剪定バサミ

剪定バサミ

剪定バサミは、フランスからブドウの剪定用として明治後半に紹介されたのをきっかけに広まりました。現在でも、剪定や作物の収穫など幅広く使用されています。

画像は、monoマガジン「モノすごい 高くても売れてるモノ」でも紹介された高級剪定鋏です。
金物の町として有名な越後三条で文久年間創業という外山刃物。硬度の高い高級刃物鋼「日立安来YCS3」を使用した本格的な剪定バサミでありながら、重量は200 g程で女性にも扱いやすいのが特長です。 ハンドル部には天然木ウォールナットが使われ、美しさと共に優しい手馴染みです。砥ぎ直しなどアフターフォローもしっかりしています。

剪定バサミの選び方

剪定バサミは、刃の形状によって「剪定A型」「剪定B型」に分けられます。
 剪定A型:刃の厚みが全体的に薄い直刃タイプ。切れ味が鋭く、切断時の抵抗が少ないので作業が楽にできます。
 剪定B型:刃先に比べて刃元の厚みがハマグリのように太い。木を割く力が強いので太めの枝を剪定しやすい形状になっています。 木バサミが枝先の細かい枝の剪定に用いられるのに対し、剪定バサミは1〜2 cm程度の太さの枝を大量かつスピーディーに剪定するのに向いています。大久保バサミと違ってハサミの中央にバネが付いていて、刃が自然に開くようになっています。バネは、形状により松葉バネ・虫バネ・コイル状バネの3タイプがあります。
選び方のポイントは、何より自分の手のサイズに合ったものを選ぶことです。剪定バサミは全長180〜200 mmのサイズが標準的です。自分の中指の先端から手首までの長さ、手のひら大の大きさが、使いやすいサイズと言われています。

上下の刃が動いて枝を切断する「バイパスタイプ」と、固定した受けに向かって上刃が動いて枝を押し切る「アンビルタイプ」があります。

バイパスタイプの剪定バサミ

バイパスタイプの剪定バサミは、刃の形状がカーブしていて滑るように切るので、切り口がきれいに切断できます。若木の剪定や刃先を使った細かい作業に向いています。 上刃をハマグリ刃、下刃をカマ刃とよびます。

Burgon&Ball Professional Rotating Handle Bypass Secateur
イギリスの老舗ガーデン用品メーカー バーゴン&ボール社のプロフェッショナル ローテティング ハンドル バイパス シェイカッターです。

FELCO 
スイスメイドの剪定バサミ。フェルコで一番売れているのはFELCO 6だそうですが、このFELCO 12は下側のハンドルが指に沿って回転します。人間工学に基づいた設計で、疲れにくく、長時間の作業も楽に出来ます。2011年にはグッドデザイン賞を受賞。耐久性も最高級品質を誇るトップブランドです。真っ赤なグリップは、作業中に草むらで置き忘れても、すぐに目に付くので便利です。

アンビルタイプの剪定バサミ

アンビルタイプの剪定バサミは、上下の刃が挟んで切断するバイパスタイプと異なり下刃がありません。代わりに、まな板の様な受けがあって上刃の形状を薄くすることで、鋭い切れ味を可能にしています。

SPEAR&JACKSON
Spear&Jacksonは創業から約250年の伝統あるイギリスのガーデンツールメーカー。熟練の職人の最先端の技術を生かしたものづくりには定評があります。

WOLF Garten Professional RS5000
ドイツガーデニングツールの老舗ウルフガルテン社のRS5000です。通常外についているスプリングを本体に内蔵し、安全・清潔に保持されているので耐久性に優れています。グリップにはアルミニウムを採用し強度を高めています。