ハニーサックル
ハニーサックルは南・東ヨーロッパ原産のつる性植物です。
日本原産のスイカズラや、ツキヌキニンドウなどと同じ仲間にあたり、古くから品種改良が盛んに行われ、多くの園芸品種があります。
ハニーサックル
5~8月に開花し、甘い香りと蜜があることからハニーサックルと呼ばれます。
ユニークな花の形と、黄色、オレンジ、ピンクなどの鮮やかな花色で、開花期は明るい雰囲気になります。
甘い香りに誘われミツバチが好んで集まります。
同じく「ロニセラ」と呼ばれるものに、常緑低木のロニセラニティダがあります。
ハニーサックルは、花の香りが良いことから、ガーデンの入り口のアーチなどに使われることも多い植物です。
欧米ではクレマチスと並び、ガーデニングに広く利用されるポピュラーなつる性植物です。
やや耐寒性に弱く、寒冷地では葉を落とすことがあります。
茎や葉を乾燥させたものは関節痛、解熱などの薬にもなり、若葉は干してお茶にもなります。
漢方では、スイカズラの漢名「忍冬(ニンドウ)」と呼んでいます。

ハニーサックル
ハニーサックル
スイカズラ科スイカズラ属
学名:Lonicera periclymenum
別名:ニオイニンドウ(匂い忍冬)、ウッドバイン、ロニセラ
半常緑/つる性植物(4~6 m)
ハニーサックルの育て方
ハニーサックルの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。
ハニーサックルの植え付け
ハニーサックルは、日当たりのよい場所を好みす。
明るい日陰でも比較的よく育ちますが、花数がやや少なくなったり、花色が悪くなります。
また、水はけのよい土を好みます。
庭植えでは、苗の根鉢がすっぽり入る大きさと深さの穴を掘り、根鉢を崩さないように植え付けます。
ハニーサックルの植え付けに適しているのは、3~4月頃です。
寒冷地では、冬季にバーク堆肥でマルチングすることをおススメします。
ハニーサックルの剪定
ハニーサックルの生育はかなり旺盛なので毎年剪定して管理することをおススメします。
剪定は、花後の秋から冬が適期です。不要な枝や逆枝を抜き取り、樹形を整えます。
誘引は、初夏から初秋にかけて伸びるツルを、支柱やトレリス、アーチなどにひもやビニールタイなどで結び留めます。
不要なツルは、この時に切り落としても構いません。
ハニーサックルは、春に伸びた枝に花芽をつけるので冬までに剪定を終わらせておきます。
挿し木でふやすことができます。挿し木の適期は6~7月です。
ハニーサックルの病害虫
ハニーサックルの花芽がつき始める頃に、アブラムシが発生しやすくなります。
風通しが悪くならないよう注意しましょう。
ハニーサックルのネット通販
庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、ハニーサックル購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。
おぎはら植物園 | ハニーサックル(ロニセラ) ‘ゴールドフレーム’ |
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日本花卉ガーデンセンター | ロニセラ テルマニアーナ(ハニーサックル) |
トオヤマグリーン | 紅白品種【1年間枯れ保証】【つる性】ハニーサックル/セロティナ |
園芸ネット プラス | ロニセラ(ハニーサックル):ヘクロッティ |
ペットエコ&ザガーデン | ■宿根草■ハニーサックルハリアナ(スイカズラ) |
Herb&Rose | ■■ハーブ苗 苗保証付/スイカズラ(ジャパニーズ ハニーサックル) |
大神ファーム | ハニーサックル(スイカズラ) ハーブ苗 突抜忍冬(ツキヌキニンドウ) |
charm | 山野草 スイカズラ(ハニーサックル 金銀花) |
庭のハニーサックル
黄色、オレンジ、ピンクなど鮮やかな花色が豊富で、野趣に富んだ明るい雰囲気が人気のハニーサックル。
甘い香りに誘われてミツバチなども訪れます。
アーチやトレリスに誘引して立体的に華やかに彩れるので人気の植物です。