ブラックベリー

ブラックベリー

ブラックベリーはラズベリーと同じキイチゴ類の仲間です。
ラズベリーの仲間ですが、暑さに強いので暖地ではこちらのほうが育てやすいとされます。

ブラックベリー

ブラックベリーは、品種により立ち木性(メルトントロンデスやバイオチーフ)と匍匐性(ボイソンベリーやソーンフリー)に分かれますが、多くは品種不明または交雑種で流通しているためハッキリしません。
5月下旬に白または薄桃色の花を咲かせ、一ヶ月ほどで結実します。 果実は黒色もしくは濃赤紫色に熟し、食用できます。自家結実性で沢山の実をつけますが、果実の皮が薄いため、そのままでは保存が利かず、市場には余り流通していません。
アントシアニン豊富な果実は、やや酸味が強く深みとコクがあるので、生食よりもジャムやケーキに向いています。
立ち木性は冷涼な、匍匐性は温暖な気候を好みます。耐寒性も少しあるので5℃くらいまでは問題ありません。
強健な性質で、半日陰でも栽培可能な果樹のため、初心者にぴったりの植物です。

ブラックベリー

ブラックベリー

バラ科キイチゴ属
学名:Rubus
別名:セイヨウヤブイチゴ
落葉樹/中低木

ブラックベリーの育て方

ブラックベリーの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。

ブラックベリーの植え付け

ブラックベリーは日当たりのよいところを好みます。夏の直射日光にも耐えます。 日陰でも生育に問題ありませんが、実の付き方がやや少なくなります。 水を好むので、土の表面が乾いたらたっぷりと潅水します。 植え付けの適期は3月または9月とされていますが、冬季以外であれば問題なく根付いているようです。 (垂れ下がった枝が地面に付くとそこで発根しています。) つる性(匍匐性)の品種は、フェンスやトレリスに這わせたり、または鉢植えであんどん仕立てに向いています。

ブラックベリーの剪定

ブラックベリーは、今年伸びた枝に翌年実をつけます。今年実をつけた枝は冬季に元から切ってしまうと管理しやすいです。 新しい枝への更新が収穫量を増やすポイントです。 ブラックベリーは、結実すると重みで枝が垂れ下がってきます。 結実期が梅雨時と重なるので、泥の跳ね上がりで実が汚れるのを防止するため、地植えの場合は地面から50センチくらいの高さで管理することをおススメします。

ブラックベリーの病害虫

ブラックベリーに特に目立った病害虫はありません。剛健な性質で初心者でも簡単に育てられます。

ブラックベリーのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、ブラックベリー購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

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ブラックベリー・ジャムの作り方

収穫したブラックベリーを使ってジャムを作ってみました。作り方は至って簡単。 以下のレシピで自宅でも簡単に作れるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
1.収穫したブラックベリーを計量します。
2.弱火にかけます。煮崩れない部分が残るのでザル等でこします。
3.ブラックベリーの半量の砂糖を加えて煮詰めます。
4.煮沸消毒したビンに移し変えて完成。
ブラックベリーの場合、(ペクチンの関係でしょうか?)あまりとろみがつかないようです。どちらかというと、ジャムというよりソースに近い感じです。(もっと煮詰めると違うのかもしれませんが・・・)我が家では、コレをソーダで割ってジュースにすると子どもが大喜びです。

庭のブラックベリー

ブラックベリーは一度根付いてしまえば、後の管理は誘引するだけ。病害虫の心配もなく、元気に生育するのでガーデニング初心者でも安心して育てられます。強健な性質でフェンス等に誘引すれば生垣のように目隠しとしても利用できます。 自家結実性があり、一本でも沢山の実がつきます。生食ではちょっと酸っぱめ(ぷにぷにな状態まで熟すと甘みが増す)ですが、ジャムやケーキ作りに便利です。 実をつけた枝を冬場に剪定し、その年に伸びた枝をしっかり育てると毎年の収穫が楽しめます。