スカビオサとは・・・
マツムシソウ科マツムシソウ属
別名:マツムシソウ
学名:Scabiosa
宿根草/草丈:20~50センチ
スカビオサは地中海沿岸地を中心にヨーロッパ、アメリカ、アジア各地に広く自生する宿根草です。
和名はマツムシソウと呼ばれ、5~10月にかけて咲く雪の結晶のような花姿が魅力的です。長く伸びた細い花茎が高原の花の印象を与えます。
花色は青色が主流でしたが、ピンクの濃淡や白花も人気です。
80種ほどがあり、一般的に流通しているのは、コーカシカ種やコルンバリア種です。
コーカシカ種は、コーカサス地方を原産とする草丈60~80cmほどの品種でコーカサスマツムシソウの和名があります。外側の花弁が大きくすっきりした花形です。
コルンバリア種は、ヒメマツムシソウとも呼ばれる矮小種で草丈は20cm前後。人気の園芸品種はピンクッションピンクで、愛らしい花をたくさん付けます。オクロレウカは草丈60cmほどで、柔らかな淡黄色の花を咲かせます。
スカビオサは花期が長く、また高性種は切り花にもよく利用されています。
ワイルドスカビオサとも呼ばれるアカバナマツムシソウは、正確には近縁のクナウティア属です。濃赤色の花が特徴のクナウティア・アルベンシスもスカビオサ同様に利用されます。
庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。
現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、スカビオサ購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。
近所の園芸店で売られていたスカビオサのポット苗を購入。詳細な品種は記載されていませんでしたが、花形からコーカシカ種と判断しました。花色は青。花期が長い上に、翌年も芽吹き・開花を楽しめましたが、2年目はやや徒長気味で元気なし。
残念ながら3年目は芽吹きませんでした。
長野県の入笠山で見たスカビオサが涼しげで、とてもきれいだったのが印象に残っています。