スイセン

スイセンは、地中海沿岸から北アフリカにかけての地域を原産とするヒガンバナ科の球根植物です。

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スイセン

日本には中国経由で伝わったとされるニホンズイセンがあります。11月頃に花期を迎えるニホンズイセンに対し、ヨーロッパ等で品種改良されたスイセンはラッパ系の花形が多く、3月～4月頃に開花します。
花色は黄色系と白系のものが多く、ラッパスイセンなどは２色咲きのものが多く流通しています。
ウェールズでは、ラッパスイセンが国章とされているように、スイセンは海外で古くから愛されてきた植物で、品種改良が盛んに行われてきました。園芸品種は1万種を超えるといわれ、系統により区分されています。
葉がニラに似ていますが、ニラ特有の香りはありません。スイセンは有毒植物なので、食用できません。
学名のNarcissusは、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来します。水面に映る自分の姿を覗き込むように俯きがちな花姿が印象的な植物です。

スイセン

スイセンとは･･･
ヒガンバナ科スイセン属
学名：Narcissus

スイセンの育て方

スイセンの育て方（植え付け、剪定、病害虫）を紹介します。

スイセンの植え付け

スイセンは、半日陰～日当たりを好み、水はけの良い場所が適しています。日陰では、球根が栄養を蓄えることが出来ず、花の咲かないことが多くなります。
植え付けに適しているのは10月上旬です。球根植物を上手に育てるには、根を十分に張らす事と、水を切らさないことが重要です。一度でも水切れを起こすと根が傷み赤くなります。傷んだ根は十分な水分を吸う事が出来ず、花を正常に咲かせることが出来なくなる場合があります。葉がしっかりしていても、蕾が出来なかったり、きれいな花が咲かない原因のひとつです。
また、球根植物が綺麗な花を咲かせるためには、十分な寒さの期間を経験させる必要があります。これがないと葉だけが茂ることがあります。植え付け後は、屋外の寒い場所で凍らせないように管理します。
スイセンは、数年は植えっぱなしで問題ありません。

スイセンの剪定

スイセンは特に剪定の必要はありません。結実するので、種を採取するのでなければ花後に花柄を切り取ります。
夏の休眠期に球根を掘り上げた場合は、水が掛からないよう注意しましょう。開花してから葉が黄色く変色するまでは球根が肥大する時期です。黄変するまでは、水を切らさないようにしましょう。黄変したら掘り上げの目安です。掘り上げたら残っている茎や葉を取り除き、風通しの良い日陰で球根を乾燥させます。

スイセンの病害虫

スイセンの病害虫は特に報告されていません。

スイセンのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、スイセン購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

庭のスイセン

1万種以上の園芸品種がある人気の球根草花です。 スイセンはウェールズの国花でもあります。