シラカバ・ジャクモンティーとは・・・
カバノキ科属
学名:Betula platyphylla var. jacquemontii
別名:シラカンバ
落葉樹(黄葉)/高木
シラカンバとも呼ばれるシラカバは、「白い樹皮のカンバ(樺)の木」という意味です。
シラカバの原産地はヒマラヤで、国内では北海道や本州北部を中心とした冷涼な高山地域に自生しています。
ジャクモンティーは、シラカバの近縁種でシラカバより暑さに強く、九州などでも栽培が可能な点が特徴です。庭木として主に流通しているのは「ドーレンボス」と呼ばれる園芸品種で、枝まで白くなります。
日本のシラカバが、幹が太くなってから樹皮が白みを帯びるのに対し、ジャクモンティーは若木の時から白くなります。
幼木のうちは、薄黒い樹皮が覆っていますが、成長とともに樹皮が紙状に横方向に薄く裂けて白い幹肌になります。
シラカバは陽樹で日当たりを好みます。日差しを浴びた樹姿が芝生の庭に良く合います。
暖地ほどテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)による被害があります。おが屑みたいな糞が株元に落ちていたらテッポウムシを疑います。侵入した穴を見つけ、針金などを差し込んで駆除しましょう。
庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。
現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、ジャクモンティー購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。
日本のシラカバは冷涼な気候を好むため、暖地での栽培には向いていません。ジャクモンティーは、耐暑性が多少はあるので、庭木に用いて高原のような雰囲気を演出することができます。コニファーガーデンのシンボルツリーとしても人気です。明るい葉色と白い幹がとても爽やかな樹木です。