アブラチャンtopimage

アブラチャン(油瀝青)

アブラチャンとは・・・
クスノキ科クロモジ属
学名:Lindera praecox
別名:ムラダチ(群立ち)
・落葉樹(黄葉)
・小高木(樹高:3〜5 m)
アブラチャンの「歴青」とはコールタールやピッチなどをいいます。「油・歴青」と書くようにアブラチャンはとても油分の多い樹木です。
本州から九州の山地の中腹や山裾の渓流沿いなどの多く自生します。株立ちになりやすく、屈曲のある枝の風情が優美なことから人気があります。
3~4月にダンコウバイに似た淡黄色(雌木は黄緑色)の花をつけます。アブラチャンとダンコウバイの見分け方は、アブラチャンは花に柄があるので、柄のないダンコウバイと区別できます。
アブラチャンの花
10月に結実します。アブラチャンの果実は黄色く熟します。油分が多いので昔は絞って灯火用に利用したそうです。
樹皮は茶色を帯びた灰褐色で、樹高は3~5 m程に成長します。
高級爪楊枝としても使われるクロモジと同属にあたり、アブラチャンも枝に芳香があります。秋の黄葉が美しく、その点も人気の樹木です。
アブラチャン黄葉

アブラチャンの育て方

アブラチャンの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。

アブラチャンの植え付け

アブラチャンの植え付けには、半日陰の場所が適しています。
山の渓流沿いに自生することが多いので、強い日差しは適しません。
また、アブラチャンは乾燥を嫌い、やや湿り気のある肥沃な土壌を好むので、あらかじめ腐葉土や堆肥をすき込んでおきます。
植え付け時には、樹木がよく根を張れるように地中の石などは取り除いておきましょう。
掘り出した土に対し2~3割程度のバーク堆肥や腐葉土を鋤きこむと通気性が良くなり、根腐れを起こしにくくなります。同時に保水性も高まります。

アブラチャンの剪定

アブラチャンは、放任でも自然と樹形が整うので強い剪定はあまり必要ありません。 枯れ枝を取り除く程度で十分です。
株元から幹を数本立ち上がらせる株立ちが自然樹形です。自然樹形に近いほうが美しいので、枝を切る作業は最低限にとどめておきましょう。
ムラダチ(群立ち)とも呼ばれるように、経年とともに枝数が増えて込み入ってくるので、5年ほどを目安に古枝を抜いてあげると美しく更新できます。

アブラチャンの病害虫

アブラチャンの病害虫として、特に目立ったものはないようです。

アブラチャンのネット通販

庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、アブラチャン購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。

庭のアブラチャン

2010年12月にガーデンショップ・フラわーズさんの選べる雑木3本セットで購入。併せてアオダモヒメシャラも注文しました。主幹は8本の株立ちで、樹高は根巻きを除いて2.4メートル程でした。南側リビング前に植え付けました。
2011年3月下旬、黄緑色の花が咲きました(雌木なのかな)。 6月、株元におが屑状の糞が落ちているのを発見。探してみると、地際から10センチほどの高さに2ミリくらいの虫食い穴がありました。テッポウムシと思い針金を挿してみましたが、中で曲がっているのか手ごたえがない。そこで、殺虫剤を染み込ませた真綿を押し込み、出口穴をテープで塞いでみました。丸一日経ってからテープを剥がし、経過観察しましたが、新しい糞が落ちてないところを見ると駆除できたようです。
アブラチャンの若葉
油分が多く、夏場は深い緑色になるアブラチャンの葉も、若葉は柔らかな緑色。アブラチャンの新緑は5月の青空によく映えます。
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