フウチソウ
フウチソウは、日本原産のイネ科のグラス類です。
「風を知る草」と書くように、そよ風に揺れる軽い葉先が涼感を誘い人気があります。
フウチソウ
フウチソウは、古くから、日本庭園では下草としてよく用いられていましたが、あまり目立たない存在でした。
海外でオーナメンタルグラス(Ornamental Grass=装飾的な草)として評価が高まり、ガーデニング文化とともに逆輸入するような形で国内でも人気になった植物です。
株元から多数の細長い葉が弓なりに立ち上がります。
葉が基部で反転して葉裏が表に見えてるので、ウラハグサとも呼ばれてます。
基本種は緑葉ですが、一般的に取り扱われているのはライム色のオウゴンフウチソウや白斑が入ったフイリフウチソウです。他に、葉先に赤みがあるベニフウチソウなどがあります。
明るい葉色で一株あると庭のアクセントになります。
秋には葉が色付き、和洋どちらの庭にも適しています。
3月下旬の芽吹きの様子。このときに少しだけ間引いてやると、その後のバランスが良くなります。

フウチソウ
フウチソウ
イネ科ウラハグサ属
学名:Hakonechloa macra
別名:ウラハグサ(裏葉草)
草丈:約40〜60センチ
フウチソウの育て方
フウチソウの育て方(植え付け、剪定、病害虫)を紹介します。
フウチソウの植え付け
フウチソウの植え付けには、日当たりと水はけのよい場所が適しています。半日陰だと、やや葉色の緑が強くなります。
オウゴンフウチソウは日差しが強いと葉焼けしてしまうことがあるので、明るい半日陰が向いています。
また、ベニフウチソウは性質がやや弱く、日照が少なすぎると葉先に紅色が出にくくなります。
フウチソウは、乾燥にはやや弱く、水切れすると葉が丸まってしまいます。
フウチソウの剪定
フウチソウは特に剪定の必要はありませんが、5月頃の新芽を多少間引いて育てると、ボリュームを押さえられ、バランスよく成長します。
冬期に葉が枯れたら、地際で刈り取ります。
フウチソウの病害虫
フウチソウに特に目立った病害虫の報告はありません。
フウチソウのネット通販
庭木の購入はネット通販が便利ですよ。現物が見られないというデメリットもありますが、気に入った品種や花色、珍しい希少種などが確実に購入できます。 現物の画像を掲示しているネットショップもあるので、フウチソウ購入時の参考になります。在庫保管のコストが抑えられる分、ネット通販のほうが店舗価格より安い傾向があります。
日本花卉ガーデンセンター | フウチソウ(風知草)「☆」 |
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グリーンロケット | 別名:ウラハグサ「フウチソウ」 |
産直花だん屋 | 【風知草:フウチソウ】ウラハグサ |
おぎはら植物園 | 緑葉フウチ草 |
石田精華園 | 山野草・水生植物・宿根草等のナーセリーショップ黄金フウチソウ 3号(9cmポット) |
千草園芸 | アケボノフウチソウ |
産直でお花をお届け「イングの森」 | 涼を感じる 『黄金風知草(オウゴンフウチソウ) 1株』 |
トオヤマグリーン | 黄色斑入り【1年間枯れ保証】【山野草】斑入りフウチソウ |
庭のフウチソウ
実家のフイリフウチソウを株分けしてレンガ敷きのテラス脇に植えています。新芽の時期に多少間引くだけで、あとはほとんど手入れをしていません。 レンガ敷きというハードな空間にグラス類が少し雑じるだけで、グッと印象が変わるから不思議です。逆に、グラスだけだと雑然としすぎるスペースをレンガが引き締めてくれます。 そよ風に揺れる葉先が涼しげです。